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2011.12.19 Mon
□あらすじ□ 時は1998年ヒマラヤ山麓。中国の宗教的弾圧によってチベットから逃れてきた亡命僧の集まる僧院です。そして、中国のチベット侵攻から我が子を守るために出家させようと親が送り込んだ子供がたくさんいます。僧院はそんな少年僧たちの暮らす学校のようでもあります。総院長もいつか祖国へ戻れる日を信じてトランクの荷物はずっとそのままにしています。
サッカーのワールドカップが行なわれるその年、少年僧たちはいかにして試合を観戦するかに夢中です。夜中に先生の目を盗んで抜け出し、民家にお金を払ってテレビを見に行ったりしますが、見つかって炊事当番をさせられます。
でも決勝戦はどうしても観たい!なら皆でお金を出し合って、1日だけテレビと衛星アンテナをレンタルしてはどうか!? もし、観戦できたなら修行も授業も真面目に取り組む!と約束します。はたして総院長の許可は下りるのか?

ザ・カップ-夢のアンテナ
少年僧たちがテレビを観たいがために画策するシーンは楽しくもあり、岡野玲子氏作「ファンシイダンス」を連想しました。

歴史的にも重い背景が下地ですが、物語は訴えも批判もなくサラリと描いています。事実を下敷きにしているらしく監督は有名なブータンの高僧です!役者たちも本物の修行僧で実在の寺院でオールロケーション!!臨場感がスゴイです。

この記事を描く為に映画を見直しました。動かしようがない大きな運命に左右されていても子供らしい子供たち、と…日本の地震被害と放射能から避難疎開して来た家族とその子供たち…姿が被ってホロリとさせられました。

「万事はうつろうものである、若い僧たちは色々なものに触れていくだろう。しかし私は心配はしていない」
やんちゃな少年僧たちに総院長と先生は厳しくも優しいです。ラストシーンでフランスの優勝を皆が見守ります。僧院長の説法の言葉は、監督が映画を観てる人みんなに伝えたい内容がストレートに現されています。公開から10年以上経っていますが、その言葉の大きく変わらない説得力がちと哀しいです。

現在のチベット情報が気になったのでリンクします。→チベットを知るために
…いつまでこのサイトがあるか解りませんが。この映画の配給元サイトも「The CUP」へのリンクが外れています。深読みしたくはないですが、日本のメディアも中国に気を使っているのかチベット情勢をパッタリと報道しなくなって久しいですから…。

この映画の少年僧たちは、その後もワールドカップを観れたのだろうか…?

 ザ・カップ-夢のアンテナ(おまけカット)
【レビュー目次】→ レビュー・目次

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